このおどろおどろしい名前。まるでプロレスか柔術の禁じ手のようなネーミングですが、木工の継ぎ手の一つです。ほぞにくさびを入れて穴の中で開かすことで固定する。用はボンドをいれてなくても一度組んだら二度と抜けません。と、いうことは仮組みが出来ない一発勝負の継ぎ手です。
この溝にくさびをいれる。
![](http://cgi3.futabakagu.com/blog/wp-content/uploads/2011/12/DSC0023-300x200.jpg)
これがくさび。
![](http://cgi3.futabakagu.com/blog/wp-content/uploads/2011/12/DSC00133-300x200.jpg)
いれると、こうなる。
![](http://cgi3.futabakagu.com/blog/wp-content/uploads/2011/12/DSC00121-300x200.jpg)
で、差し込む瞬間がこれ。
![](http://cgi3.futabakagu.com/blog/wp-content/uploads/2011/12/DSC0015-300x200.jpg)
こうなると二度と抜けません。特別に気になる内部の様子をご覧下さい。
![](http://cgi3.futabakagu.com/blog/wp-content/uploads/2011/12/DSC0016-300x200.jpg)
逆さまですが上が少し開いて台形のような形になっています。そら抜けんでしょうっ
![](http://cgi3.futabakagu.com/blog/wp-content/uploads/2011/12/221.gif)
イラストは抜けていますがこういう事です。穴を貫通させて後からくさびを差し込む仕口もあるんですねっ
家具の全ての部分にこの仕口を施すわけではなく、数ある仕口の中からその都度、状況に合わせた仕口を選択し使用します。正直、地獄ほぞはかなり特殊なケースです。
草地