ページ

2011年12月27日火曜日

原谷ショールーム

先日、当原谷工場のショールームまでお客様がわざわざ脚を運んで頂きました。

オリジナルのダイニングチェアーFKのテープ張りの座面のもので、たまたま本社ショールームに現品が無くこちらまで見に来て頂きました。

色が黒 紺 ベージュと三色あるので他の家具やお部屋の雰囲気に合わしてどの色が合うのかと試行錯誤されておられました。

納品はまだ少し先ですが、どのように使用されるのかが楽しみです。


2011年12月26日月曜日

ぱっちわーく

二葉家具オリジナルの椅子に張るための裂地を選んでいます的な話題を以前アップしましたがたて込んでいた仕事が一段落したところで、椅子張りが完成しました。

工場では、オリジナルの家具はもちろん張替の修理も行っております。その椅子の生地はお客様が見本帳を見て自由に選んだ生地を張っております。もちろん生地によって値段も色、素材も色々とございます。

で、どうしても生地は端切れが残ってしまう時があります。端切れも捨てたらゴミですが、残しておいてアイデアをプラスすれば立派な素材です。定番で見飽きた色やテクスチャー、柄などの生地。一つ一つは見飽きたものですが、これらを組み合わせたらまた違った雰囲気が出せるのではないかと椅子張りの職人さんと相談し、写真のような組み合わせのパッチワーク生地にして張りました。それだけでは地味だったり、派手すぎたりする生地が組み合わせることで新たな雰囲気を醸し出す生地になりました。

色や素材のハーモニーご覧下さい。

こちら↓



それだけでは渋すぎる雰囲気のビニールレザーもファブリックの生地と合わせることでカジュアルな雰囲気に。

2011年12月22日木曜日

セール、いよいよ最終!

明日から、Xmas三連休でお出かけの方も多いかと存じます♪

フタバのSALEもいよいよ終わりが迫ってまいりました。

本店では、この12/23~12/25の3日間、今年最後のご奉仕として、

 

1.再値下げの売り尽くし商品追加!

デザイナーもの、北欧もの、オリジナル、アウトレット品etc、

再値下げ商品がドン!と増えました。

2.新商品追加!

スウェーデンの冬物雑貨、デンマークのスツールなど

新入荷品が増えました。

新品ですがいきなりセール価格にてご奉仕!

3.まとめ買いがお得!値交渉にも応じます!

1点だけでは難しいけれど、2点以上まとめ買いをしてくださることで

お値引きできる商品がございます、遠慮なくスタッフと

値交渉してください!

(お応えできない商品の場合はご容赦くださいネ)

ご来店お待ちしております♪

 

by.本店

 

 

年末年始休業日のご案内

年末年始の休業日は、

12/28水 ~ 1/5木


とさせていただきます。

本店、寺町店、工場すべて同様です。

何卒よろしくお願いいたします。

2011年12月14日水曜日

カクシアリ

正式名称 留型隠蟻組継(トメガタカクシアリクミツギ)

留めとは、外から見てコーナー部分が45度で接着してある組み方。

蟻組み継ぎとは伝統的な技法の事で、組み合わせる事により反りを止め合い、強度な接着をします。伝統的な仕口で、かつデザイン的にも面白いものなので、家具制作ではよく使われます。

ちなみに、木々を組み合わせる部分が蟻の頭に似ている事から、蟻組みという名前がついているそうです。

で、その蟻組継ぎとは前述の通り仕口としてもデザイン的に見せたりする事もあるのですが、もちろん精度良く加工しなければ見れた物ではありません。難しい加工ですので、見せることで製作した職人の技術のレベルを指し示す指標にもなります。

というような難易度の高い仕口をわざわざ包み隠すのが、隠し蟻組み継ぎです。難しい加工を精度良く作ったら見せびらかしたいくらいなのにわざわざ隠す。なんてストイックな仕口。もはやNSSです。(んてトイックな口)

表からみたら板と板が45度で接着してあるようにしか見えません。



少し開くとこんな感じ。



この状態で中からみるとこんな感じ。



完全にはずすと。





中身の全貌



 



もちろん45度に板をつなぐときは必ずしもこの隠し蟻組継ぎでつなぐというわけではありません。いろんな方法があります。勘違いなさらないよう。前の地獄ほぞもそうですがこれもかなり特殊なケースですね。滅多に登場しません。けど、やれと言われればやれます。

草地

 

 

2011年12月11日日曜日

セール情報(12/10本店)

冬空が続いています、皆様、お風邪は召されてませんか?

二葉のセールもいよいよ折り返し地点です。

この二週間のお客様との接客で好反応な商品を紹介いたします。

 

1.フタバオリジナル セクショナルチェア(ソファ)C880・C885

グリーンの北欧風の張り地です、HPにも写真載っています。

2.デンマーク・skobvy社製のダイニングチェア・SM66Eオーク

新しく張り地を張りました。いろんなテーブルと相性がいいようで、インテリアがまとまります。

スタッフもはっきり気づいてなかった新発見でした。

3.フタバオリジナル ハイスツール+専用バッグ

北欧のアルメダール社製のファブリックで専用バッグをつくりました。スツールの木材は白木のナチュラルですが、オークとタモ材のコンビですので、アウトレット特価にてご案内中です。限定1台。

4.北欧雑貨

ベンクト&ロッタのチョーカーやローゼンダールのキャニスターなど、かわいいフォルムですぐに使って楽しめるものがよく売れています。

追加で新入荷した商品もございます、二度、三度と足を運んでいただけたら幸いです。

 

 

2011年12月10日土曜日

日々是木工

「 地獄ホゾ 」

このおどろおどろしい名前。まるでプロレスか柔術の禁じ手のようなネーミングですが、木工の継ぎ手の一つです。ほぞにくさびを入れて穴の中で開かすことで固定する。用はボンドをいれてなくても一度組んだら二度と抜けません。と、いうことは仮組みが出来ない一発勝負の継ぎ手です。

この溝にくさびをいれる。



これがくさび。



いれると、こうなる。



で、差し込む瞬間がこれ。



こうなると二度と抜けません。特別に気になる内部の様子をご覧下さい。



逆さまですが上が少し開いて台形のような形になっています。そら抜けんでしょうっ



イラストは抜けていますがこういう事です。穴を貫通させて後からくさびを差し込む仕口もあるんですねっ

家具の全ての部分にこの仕口を施すわけではなく、数ある仕口の中からその都度、状況に合わせた仕口を選択し使用します。正直、地獄ほぞはかなり特殊なケースです。

草地

2011年12月8日木曜日

図面

家具を作るのにはもちろん図面が必要なのですが、今は基本的にパソコンで図面を書きます。しかし昔は、手書きで図面を書いてました。

昔の図面が、ちゃんと整理して残してあります。これは、二葉家具の財産です。ここに全てがありますから。設計図として家具を作るためのデータが詰め込まれた一枚の紙なんですが、もはや絵画と賞賛すべきクオリティー。

シャープペンシルで端から端まで均一の太さで引かれ線。0.5mm以下まで吟味された曲線。

先人達の技術には感服します。

2011年12月6日火曜日

Fantasista

なんのデザインも同じでしょうけど、スケッチをしてサイズを決めて図面にする。図面を見ておかしいところを直す。で試作のマケット(模型)を作る。それを見てまた図面を訂正する。それから1/1の試作を作って最終の調整をして、色や素材を決めて一つの商品が生まれる。

家具もこのプロセスで生まれます。二葉家具では別注の家具とオリジナルの家具を日々作り続けています。無から何かを生み出すのはとても難しいこと。その分おもしろい。机の上で考えたことが現実になるわけですから。大げさに言えばファンタジーですね。我々はファンタジスタということですか…

写真はまだ実現化されていない家具のラフスケッチ。

既に商品化されたテーブルの模型。そのテーブルに行きつく前のデザインの模型。

オールド二葉家具オリジナルチェアーの模型。





2011年12月4日日曜日

古い=新しい





これは、二葉家具の古いオリジナル椅子です。

工場ショールームで展示販売しております。確かに古いんです、古いんですけど今時というか。新しいとは思いませんが、古くさいとは思えない。先人達にあっぱれです。

昔の材料も時間もデザインも惜しみなく注ぎ込んでる姿勢を見習わなければいけないです。

見に来るだけ座るだけでも是非訪れて下さいHARADANIへ。

2011年12月3日土曜日

杉の家具

前に紹介しましたFUTABA KAGUオリジナルの杉シリーズが完成しました。

杉特有の白さと部分的に入る赤みをより強調できるよう塗装に工夫をし、シンプルなデザインの中に木の家具らしい技術や材料の扱い方をして親しみを感じれる家具です。

杉 の一番の特徴の柔らかさは、逆に言えば弱点でもあります。柔らかいと言うことは木の繊維、細胞がつまっていない事を意味し空気をより多く含んでいます。そ の結果、触れた瞬間に温かみを感じることが出来ます。その反面柔らかい木肌は傷がつきやすく、汚れもつきやすいデメリットがあります。そこで我々の杉家具 のデスクの天板には、鉛筆やボールペンで書いたくらいではへこまないハードコートの塗装を施してあります。全体的にも無塗装のもつ良さに近い風合いで塗 装しておりますので汚れや傷がつきにくくなっています。

実際にショールームで杉の家具に触れて下さい。

お気軽にお問い合せ下さいっ

desk W:800 D:580 H:720

stool W:270 D:270 H:450













工場 草地

2011年12月1日木曜日

PP250Valet chairウェンジ材限定発売

あ、見た事ある!

という方は多いと思います。

ウェグナーの代表作のひとつ、ヴァレットチェア(執事の椅子)

そのウェンジ材/メープル材からなる限定ヴァージョンがこのたびPPムブラー社より数量限定で発売されました。

さすがメーカー発信の企画だけに、ヴァレットチェアのデザインを活かす、きれいなコンビネーションカラーですね。

お値段はかなり高価ですが、、、。

メーカー在庫はあと2点だそうです。

お問い合わせは「contact」からメールにてどうぞ。

背の白い細いストライプと座の下の白い部分がメープル材でできています。

2011年11月30日水曜日

秋色

工場のとなりのモミジがいよいよ本気を出し始めました。こうなると1日の中でも朝と夕方では赤さが違うのが分かるほどです。朝こんなに赤かったっけ~と思います。

今日は夕日があたり余計に赤さを増していました。赤さに少し黄色みが夕日でプラスされて彩度が上がりくっきりと映えてとても美しい。





工場屋上から東の山の紅葉も今が見どころです。原谷に紅葉狩りにお越しの際は、是非二葉家具の工場もお立ち寄り下さい。

小さなショールームがございますっ

東の山↓



 

 

2011年11月29日火曜日

屋根

工場の整理で二葉家具が有する在庫の木材(まだ丸太の材料)を外に桟積みして置くことにしました。間に合わせの不要なベニヤで作った屋根のままではいけないので単菅を組んでトタンをのせて屋根を作ります。もはや小屋です。

雪が降る前に完成させないと。このあたりは、下界よりも早めにそして多めに雪が降ります。去年も結構積もって、車で上がれなくなることがありました。屋根もタイヤも準備はお早めに…

向こうに写ってる木は枝垂れ桜。

四月 工場屋上からの眺めが最高です。隣は桜の名所 原谷苑!





2011年11月26日土曜日

セール情報(11/25本店)

恒例の年末セールが始まり、一週間がたちました。

さっそくたくさんのお客様のご来店があり、誠にありがとうございます。

今日は、スタッフが「これは自分でも欲しい」と思う観点から、お買い得SALE商品をちょこっとお知らせいたします。

たとえば、

チーク材の北欧スタイルの3人掛けソファ

とか、

ボーエ・モーエンセンの生産終了品番のコーヒーテーブル

とか、

artekのスツールも展示現品処分価格

とか。

あと、この一週間で一番お声がかかって争奪戦になりそうな気配なのは、

デンマーク製オーク材サイドボード¥250,000!

新古品なんですけどかなり美品です。

いまならきっと50万円超えるお品だと思います。

もちろん1点限りです。

見るだけでも一度見て頂きたい商品です。

ご来店お待ちしております。

本店

 

画期的木工革命 Saw Stop



[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=LGiYlyo2-eQ&feature=related[/youtube]

我々の木工系の仕事は、危険なイメージがありますが、そのイメージを払拭してくれるテーブルソー「SawStop’s 10”cabinet saw」です。

このテーブルソーは、指などの身体の一部が、回転する刃に接触することで発生する電位の変化を読み取り、回転する刃の急停止と退避を瞬間的に行います。
本当に一瞬で行われる様で、バンドエイドが必要な程度しか指は傷付かないそうです。

かと言って、過信することはできません。安全確保と万全の注意をはらって使用することが一番の安全対策ですっ

まだ日本で取り扱う代理店はほぼないみたいですが。

無いに越したことはないですが…

2011年11月24日木曜日

不朽の名作







こちら二葉家具の不休の名作の一つのアームチェアー

残念ながら今は生産しておりませんが、在庫はわずかながらございます。

こういった名作が二葉家具にはあります。現存しているものしていないもの、、あります。

こちらで少しずつ紹介していきます。この椅子は、北欧のデザインを意識したデザインでボリューム的にはゴージャスで迫力ある椅子ですが、そのボリューム感を感じさせないカジュアルさと、親しみやすさを持っています。現代の日本の空間との相性もよく、バックからの風景を意識したデザインになっています。

いい椅子は背中で語る…といった感じでしょうか。

原谷のショールームでご覧頂けます。実際にお座り頂けます!

お気軽にご連絡ください。

2011年11月22日火曜日

Open field Valley

 

京都市内でもっとも?標高の高いと噂の原谷地区。我が二葉家具工場があるところです。季節の変わり目が一番下界との温度差を感じます。バイクで坂道をおりると明らかに途中で気温が変わるのを肌で感じます。

そんな原谷でもまだ秋の本格的な訪れを感じることができません。やっとモミジがすこし赤くなり始めたくらい…こんなもんやったかな例年。真っ赤に燃えるほど紅葉すればまたお知らせします。



オリジナルの家具に杉を使ったシリーズがあります。永らく在庫を切らしていましたが今生産中です。杉は針葉樹で工夫と手間をかけないと他の一般的な家具材の木材と同じようにはいきません。とにかく柔らかい。その分軽いんですけどね~へこんだり、傷ついたりし易いんです。そういう傷は木製家具の味なんですが、味にも限度はあるので予め少し傷が付きにくいように工夫しております。手間をかければ杉は木理が美しく木肌が滑らかで上品でいい臭いがして、優秀な家具材として生まれ変わります。杉を有効に利用していくことは山にとっても、日本にとってもすごくいいことなのでこれからも研究してくことが大事です。

とりあえず今のラインナップが完成次第アップ致します。

↓杉スツール



と、同時に新しいダイニング用のオリジナルチェアーを開発、制作中です。

まだフレームや強度などをどうしようかこうしようかと職人さんと相談しながら進行中ですので、またこちらも出来次第ということで。楽しみにしていて下さい!

工場 草地

2011年11月19日土曜日

自動と呼ぶ

自動一面鉋盤

木材を任意の厚みに削ることができる夢のような機械!初めてこの機械と出会ったときそう思いました。このトンネルを通過して出てきたときには設定した厚みに木材が削れてしかも表面も綺麗になって出てくる。なんて素晴らしい機械!通称「自動」

使い方「これ厚みどうしますか」「 自動 で30(mm)にしといてくれるか」

今はオリジナルのアームチェアーの肘にテーパー(斜めに削って厚みを徐々に変えている)をつける加工をこの自動一面鉋盤でやっているところです。



パーツパーツの木目をなるべく合わすために予めの段階で合い番をうっておいて組むときにごちゃごちゃにならないようにしています。そのアルファベット↓



斜めに削れています↓

2011年11月17日木曜日

トレーが出来るまで…

二葉家具では、家具を作る過程でどうしても発生してしまう木っ端(木材のへた)を木製のトレーに加工して販売しています。トレーそのものが無垢の木から削りだしているモノなので味があるし、暖かくて雰囲気も良いと講評です。木っ端なので木の種類も様々です。時に珍しい木材のもあります。あるかもです。

そのトレーが出来上がる工程を駆け足で紹介いたします。

まずは、木っ端を切りそろえて削って大きさを整えます。こんな状態↓



で、これを外側と内側を機械に乗せてくりぬきます。こちら↓



で、機械がくりぬいてくれたものを一つ一つ丁寧に丹誠込めてペーパーで綺麗に仕上げていきます↓



あとは、体に害のないオイルで塗装して二葉家具の焼き印を裏に押してできあがり。これも一つ一つです。捨てたらゴミ。拾って手間をかけたら素晴らしい木製の小物に生まれ変わります。

これはまだ塗装まえですが…



実際にショールームでご覧下さい。

もしもご希望の木材でご希望のサイズがあればお気軽にご相談下さいっ

 

工場 草地