「鍾馗さん」と言っても知ってられる方も少ないかもしれませんね。
京都の町屋には、欠かせない家の守り神で鍾馗瓦です。
それについて語りだすと長くなりますので、またの機会に・・・・・
今回、天然林 の 木曾ヒノキ材 の柾目の無垢板を使用し、
鍾馗さんを収納する木箱を製作いたしました。
ヒノキの材を使用した製作商品は、
日頃より神事用の御神宝などの仕事に携わっておりますので、
その縁もあり今回製作させていただきました。
製作にあたり、何度も紙で、実寸大の型を作りました。
特に、曲線の部分は難しく、
実際の鍾馗さんとの微妙なラインをうまく調和するように配慮し、
何度も、なんども、原寸図面を書き直し製作しました。
実際の現場でも、設置のシュミレーションを繰り返しながら…
雲形の窓
いよいよ工場での製作!
こんな小さな箱の製作ですが、
さすがに本物のヒノキを木取りすると工場内にヒノキの良い香りが充満します。
神宝の伝統技法を巧みに盛り込み製作
ヒノキ材の白木そのままの箱のほうがきれいで、
技術の技がよく分かるのですが、
古い町屋の雰囲気に合わすため、
化学塗料ではなく ベンガラの塗装をしました。
化学塗料ではなく ベンガラの塗装をしました。
完成後も微調整に妥協はしません。
いよいよ現場設置
取付設置完了しました。
木箱のベンガラ(紅殻)塗装の色も建物にしっくりきますね
[洛中洛外の鍾馗]
の写真本を出版されている
京都の写真家 服部正美 先生も
今にも箱から飛び出してきそうな勇敢な鍾馗さん
京都の どこの場所で、この 「にらみ」 があるか、是非とも探してみてくださいね。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
二葉家具では 「住まい豊かに」 をテーマに日々取り組んでおります。
お部屋のコーディネートをトータルにプランいたしますので、
是非ともお問い合わせくださいませ。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■